仮想通貨の取引では誰しも利益を得ることばかり考えがちですが、取引においては手数料がかかるため、その分が利益から削られます。
また、手数料はどの取引所でも一律になっているわけではなく、取引所ごとに異なります。
従って、できるだけ手数料の安い取引所を利用した方がより多くの利益を確保できます。
仮想通貨取引の際にかかる手数料には主に以下のものがあります。
1)販売所手数料(スプレッド)
2)レバレッジ手数料
3)入出金手数料
4)送金手数料
数ある取引所の中で、手数料が比較的お得とされているのが、以下の4つの取引所です。
・DMM Bitcoin
・bitFlyer
・Coincheck
・GMOコイン
1)販売所手数料(スプレッド)
スプレッドはどの取引所でも、5~10%になっています。スプレッドとは、仮想通貨の買いと売りの金額の差額のことです。この開きが大きいほど、利益が減少することになります。例えば、仮想通貨の購入価格が50万円なのに、売却価格が47万円になっています。その3万円が実質的な手数料になります。
2)レバレッジ手数料
レバレッジ手数料とは、仮想通貨FXの取引において、ポジションを持った日から1日ごとに加算されていく手数料のことです。レバレッジにおいてはどの取引所も同じ手数料になっており、1日0.04%です。
例えば、70万円のビットコインを4枚購入した時の、1日のレバレッジ手数料は以下になります。
70万円×4 BTC×0.0004=1,120円
3)入出金手数料
・DMM Bitcoin:入金、出金とも無料
・bitFlyer:入金無料(クイック入金324円)、出金(550円、3万円以上770円)
・Coincheck:入金無料(銀行振込手数料は自己負担)、出金407円
・GMOコイン:入金、出金とも無料
どの取引所でも、銀行振込の入金手数料は無料になっていますが、金融機関における振込手数料は別途発生します。
なお、入金はクイック入金を利用することが多いため、手数料のかからない取引所を利用した方がお得です。
クイック入金というのは、銀行などの営業時間に関係なく、仮想通貨の口座に入金が反映されるサービスのことです。
一方、取引所から出金する時は手数料のかかるところがあるため、無料の取引所が有利になります。
4)送金手数料
・DMM Bitcoin:無料
・bitFlyer:ビットコイン0.0004BTC、アルトコイン無料~0.1
・Coincheck:ビットコイン0.001BTC、アルトコイン0.001~0.5
・GMOコイン:無料
仮想通貨を他の取引所やウォレットなどに送る時に必要になるのが送金手数料です。
送金手数料が有料と言っても一律ではなく、仮想通貨によって料金が異なるため、安い手数料の仮想通貨を使って送金した方がお得になります。