副業で得た収入も、金額によっては確定申告を行い、所得税などを納付する必要があります。
ただ、本業が忙しいと、あっという間に確定申告の時期を過ぎてしまうことも多いものです。
そんな申告に関する悩みを解消したいのであれば、e-Taxによる申告ができるように準備をしておくと良いでしょう。

確定申告は、税務署に持って行く他、郵送やe-Taxという方法も選べます。確実に提出をしたい、さらに書類の不備などがあればその場で指摘して欲しいという場合は、税務署に持ち込むことが有効です。

確定申告は郵送という形で行うことも可能ですが、送付した書類に不備があったらと不安が残る状態になることも少なくありません。

そんな中、こうした不備などに対する不安を減らすことができるだけでなく、税務署に行く手間もかからずに済む申告法として人気となっているのがe-Taxです。

e-Taxであれば、それぞれの項目に金額を入力していくだけで、自動的に様々な計算を行って貰うことができるため、計算ミスがあったらという不安を解消することができます。
簿記や経理が分からない、生まれて初めて申告をするという人であっても、そんなe-Taxであれば、無理なく申告作業を進めていくことができるでしょう。

ただ、e-Taxを利用するためには準備が必要となります。
e-Taxの準備で主流となっているのは、マイナンバーカードを取得する方法です。
マイナンバーカードとICカードリーダーがある人であれば、特別な手続きを行わなくても、手軽にe-Taxを利用することができます。

副業で得た収入の申告にかかる手間を省きたいという場合は、仕事を始める段階でマイナンバーカードも取得しておくと良いでしょう。

マイナンバーカードがない場合は、税務署で本人確認を行った上でIDとパスワードを受け取るという形になります。この場合、ICカードリーダーは必要ありません。

どちらの形にせよ、確定申告が始まる時期になると、申し込みだけで多くの時間を取られてしまう可能性があります。
それだけに、手続き自体は役所や税務署が空いている時期を狙って済ませておくと良いでしょう。

いつでもe-Taxを利用できる状態を作っておけば、確定申告が必要な時期になっても、慌てず対応をすることができます。さらに、e-Taxを利用できるようになれば、青色申告に切り替えた時に、最大の控除額を利用できるというメリットも生まれます。